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アメリカの写真家コリン・サッシンガムの作品集『Disappear Into Earth』。ニューヨーク出身で都市のスケートボード文化を含む表現活動を展開してきたサッシンガムは、2014年から2020年にかけて行った複数のロードトリップを記録に残すことで、自身と世界の地平を静かに見つめています。彼の写真には、明確な構図や演出を超えて、時間と場所が交錯し、旅と記憶が重なりあう場面が数多く現れます。本書では、その旅の途上で出会った風景、物体、友人、考え、好奇心といった断片を、都市と郊外、日常と非日常を繋ぐ接点として写し取り、個人的な記録でありながらも普遍的な記憶の余白を内包しています。サッシンガムの視点は、写真が単に「見せるもの」ではなく、見る者自身の旅と記憶を呼び起こす媒体であることを静かに示唆しており、それゆえに彼の旅路が私たちの思い出と重なり合う可能性を含んでいます。