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イギリスの現代美術家デヴィッド・ホックニー(1937–)の作品集『ホックニーの世界』。ホックニーは鮮烈な色彩と大胆な構図で20世紀後半の絵画表現を刷新し、ロサンゼルスを舞台にしたプールのシリーズや親密なポートレート、舞台美術や写真コラージュなど多彩な領域で独自の世界を築いてきました。本書は美術評論家マルコ・リヴィングストンが1981年にまとめた初期の代表的評伝の日本語版で、学生時代から60〜70年代のロンドン、ロサンゼルス期までの主要作品を約180点以上の図版とともに網羅しています。アメリカ西海岸の強い光を捉えたプールサイドの絵画から、身近な人物を題材にした親密なポートレート、さらには写真を用いた新しい視覚実験まで、ホックニーが追求した色彩と空間の革新性を多角的に紹介。画家としての挑戦と変遷を明快に辿る本書は、ポップアート以降の英国美術を理解するうえで欠かせない一冊です。