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カメラ毎日が1970年代にプロ・アマ問わず公募した作品をまとめた「アルバム」シリーズの1972年度版の合本です。山岸章二のもとで編集を務めた西井一夫は、カメラ毎日及び山岸章二の70年代の最大の功績は、いち早くに「ダイアン・アーバスを日本に紹介したこと」そして「アルバムを確立したこと」であると自著『写真編集者 山岸章二へのオマージュ』(2002)で述べています。写真を楽しむアマチュアのみならず、プロを目指す写真家にとっても、アルバムに掲載されることがひとつの登竜門となっていた時期もあったそうです。本書でも、須田一政「天城峠」、西村多美子「北の国」、横木安良夫の(デビュー作)「Hellow, Good-bye」、小原健の「365」、山田利男「黒」「わが家のツバメ」などなど、70年代らしい「アルバム調」のイメージが連なります。