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日本の写真家である島峰譲の作品集『自我狂宴』。1960年代半ばよりフォトグラファーとして活動を行い、現在は東京の八王子を拠点に自身の写真事務所を構えて営業を続けています。こちらは、カメラマンとなって10年目にはじめて発表したという処女作で、「女」と「男」というシンプルな2章で構成されています。当時からすでに活躍していた写真家・タッド若松が以下のように寄稿しています。「彼の『女』という写真の中には『動』(Movement)を持つ人間または物体の時間的経過と幅を幾種類も感じさせられるような気がします。(中略)また『男』の中には、パロディーすら感じられます。写真を見るとそれぞれの人に、それぞれの違った時間を、またこの白黒の写真の中に『時間の色』まで感じさせてくれる」。70年代に一時流行った自費出版による作品集らしいユニークな作品の数々です。