鏡の向う側にはなんにもないのだという発見への考察

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Publisher/興国化学工業

   Published/1971
Format/ソフトカバー   Pages/24   Size/215*295*3
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本書は、ゴム・プラスチック製品の製造メーカーで、一般消費者には「アキレス / Achilles」の上履きやシューズブランドとして有名な興国化学工業株式会社(現在のアキレス株式会社)より刊行されたカタログ作品集。24ページほどからなる「エッセイ集」でもあり「写真集」とも言えるようなめずらしいカタログで、岸田淳平がテキスト、石堂修平が写真、稲垣卓也がアートディレクション、そして奥宮文明がデザインを担当しています。『Provoke』を想起させるような抽象イメージの強めな映像写真に、岸田がテキストを綴っていますが、文章の最後には必ず「アキレスのライダー」「アキレスのシャンテ」という、当時のアキレスの販売シューズの名が刻まれています。「こんな日にはライダーを履いて・・・」「シャンテだけはいつまでも本物・・・」など、コマーシャルとは思えない内容ながら、しっかりコマーシャルのテキストは挿入されています。現在でもここまで遊び心に富んだ商業向けのカタログはなく、この時代だからこそ創りえたような何ともアバンギャルドなカタログです。
<Condition> 本体:カバー少ヤケ・少シミ・少ヨゴレ・少イタミ、天・地・小口少ヤケ・少ヨゴレ、ページ縁少イタミ
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