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イギリスの写真家・フィルムメーカーであるユエン・スペンサーの写真集『UKG』。ブライトン大学で同じく同大学出身のマグナム・フォトの写真家マーク・パワー(Mark Power)らに学び、2000年前後より『The Face』『Sleazenation』等のファッション・ライフスタイル誌で頭角を現し始めたスペンサー。イギリスの若者が集うナイトクラブ・ガレージシーンの作品で名を馳せ、以降は『Massive Attack』『The Streets』等のフィルム・コマーシャル作品等の制作を担い、巨匠マーティン・パーからも将来を嘱望された写真家として推薦されたほどの逸材。イギリスのミュージック・サブカルチャーシーンを語る上で欠かすことのできないアーティストです。本書は、2013年に刊行された作品集で、スペンサーの初期時代2000年前後に撮影されたクラブ・ガレージのナイトシーンの図版で構成された一冊。若者が集うアンダーグラウンドな世界を、モノクロ・カラー及びイベント・フライヤーも差し込んだユニークな装丁で制作されており、トム・ウッドの名作『Looking for love』を想起させます。