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日本の写真家・須田一政の作品集『Eden』。2019年3月に逝去された戦後日本を代表する写真家のひとりであった須田一政『Eden』。フォークロア的な視点でその実情を写し出していった須田一政。6×6を用いた魔術的とも言えるその描写は、時に不気味でぞわぞわするような異界の空気を感じさせ、日常と非日常が交錯する独自の世界観が創り出されています。本書は、2000年に当時暮らしていて千葉県の房総半島及び周辺部で撮影されたイメージで構成された写真集で、須田作品ではめずらしく「人」が少なめで「風景」がメインです。発行は写真家の瀬戸正人(Place M)ですが、巻末で「須田は『写真は妄想である』」と語っていたと記しており、暗闇の中で写真を撮る孤独の時間こそが、須田にとっての「Eden」であったと続けています。この「房総半島」は、須田にとってはもはや「妄想半島」であり、目に見えない空気感を写し出しセンスは、須田ならではのうまさです。