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日本の写真家・長澤紘斗(1990–)の作品集『移動祝祭日 / A Moveable Feast』。神奈川県出身の長澤は、大学卒業後に写真家・鏑木穣に師事し、音楽雑誌やウェブ媒体、CDジャケットなどの分野で活動を広げてきた写真家で、柔らかく自然体のポートレートで知られています。2018年の個展「translations」(表参道ROCKET)や2021年の個展「綴織」(KATA)などを通して、日常のなかの人の気配や時間の流れを静かにすくい上げる写真を発表してきました。本書はヨーロッパ各地を旅するなかで撮影された風景や人物のイメージをまとめた写真集で、街角の何気ない光景や出会った人々の表情が、旅の記憶の断片として丁寧に編まれています。「移動祝祭日」というタイトルはキリスト教の祝日を指す言葉であると同時に、持ち運ぶことのできる祝祭のような記憶を意味しており、旅のなかで生まれる偶然の出会いや時間の積み重ねが、人生そのものを祝祭の旅として捉えるような静かな感覚を呼び起こす一冊となっています。300部限定。ナンバー入り。