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偉大なるアマチュア・カメラマン、フランスのジャック-アンリ・ラルティーグの写真集『幸せの瞬間をつかまえて / Capturing Moments of Joy』。1894年に裕福な家に生まれ、幼少時代から写真日記を続け、家族や友人の日常やレジャーシーンを撮影していました。写真はあくまで趣味的な愉しみであったラルティーグですが、1962年のアメリカ旅行の際に立ち寄ったニューヨークで、新人写真家として見出され、その翌年にはMoMAで展覧会を開催。その時ラルティーグは69歳でした。1966年にリチャード・アヴェドンのアシスタントだったヒロの招きによって、再びニューヨークを訪れ、アヴェドンの協力のもと『ファミリー・アルバム』を刊行。この写真集によりラルティーグの名は世界的に知られることになりました。本書は、2017年夏に福島県立美術館で行われたエキシビジョンを機に刊行されたカタログ作品集。生涯純粋無垢に写真を楽しみ続けたラルティーグの魅了が詰まった一冊で、カラー図版も充実しています。