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2000年代に広島の大和ラヂエーター製作所より刊行された『森山大道全作品集』(全4巻)の「第1号」。1号から年代別に、その名の通り森山大道の全作品を網羅すべく刊行された「森山大道百科事典」のような分厚い一冊。本1号は、デビューの1964年から森山の第1期・初期にあたる1973年までの約10年間の作品が網羅されています。VIVOに憧れて上京し、細江英公のアシスタントを務めながら、東松照明に憧れ、フォトアートやカメラ毎日でようやく作品が発表され始めた頃から、寺山修司らとの出会いと『にっぽん劇場写真帖』。そして、70年代に入ると、アサヒカメラなどでの特集や、蜉蝣、狩人、記録、そして写真よさようなら、と森山の地位と名声が確立されたこの貴重な時代の作品が収録されています。これまでに見られなかった当時の未発表作品などもシークエンスで掲載されるなど、大変見応えのある一冊となっています。石内都、東松照明、Gerard Malangaらのインタビュー・テキスト収録。