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アイスランド系デンマーク人の現代アーティストであるオラファー・エリアソン(1967-)の作品集『Versailles』。六本木・虎ノ門に続いて2023年秋にオープンした「麻布台ヒルズ」。その施設内にあるギャラリーのこけら落としで開催されたのが「オラファー・エリアソン展:相互に繋がりあう瞬間が協和する周期」。自然現象をテーマにしたインスタレーションや彫刻で知られるアーティストで、光、色、反射、運動などを利用し、観客の「知覚」を刺激する作品を数多く制作。さらには、気候変動や環境保護のメッセージも包含され、人間と自然との関係性についても考えさせます。本書は、2016年にフランスのヴェルサイユ宮殿で行われたエキシビジョン時に刊行されたカタログ作品集で、巨大な滝をモチーフにしたインスタレーションで話題になった個展。他、エリアソン撮影による宮殿・庭園の写真の数々、さらにはブックデザインも秀逸な一冊です。英仏併記。