Google Translate
1960年代の実験的な映像作品『Wavelength(波長)』などで知られるカナダ人のアーティスト、マイケル・スノウ(1929-)の作品集『Cover to Cover』。スノウは、カナダで生まれ、1950年代はジャズ・ピアニストとして活動し、60年代からアーティストとしてヴィジュアル作品を発表し始めます。インプロヴァイザーとして即興音楽の活動も続けながら絵画、彫刻、ビデオ、映画、写真、描画、執筆などなど幅広い創作を続けてきました。本書は、1975年に刊行された伝説の作品集の待望のファクシミリ版。「彫刻は音楽家によって作られ、映画は画家によって作られた」と述べているスノーらしい独特の感性で、スチールのごとくイメージを連ねさせた映画のような一冊。表からそして裏からも楽しめる構成になっており、写真の表現方法の概念を覆したと言われるユニークな作品集です。