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スイスの写真家ニコラ・フォーレの写真集『Good bye Manhattan』。映画・音楽・絵画等家族のすべてが芸術関連の仕事を営む一家に生まれたフォーレ。学生時代は、スイス人らしく宝飾用の金細工商を目指して修行していましたが、大学卒業後3年間中東を旅し、帰国後初めてカメラを購入し、以降本格的に写真に取り組み始めます。1970年代後半から80年代初頭までニューヨークで修行を重ね、スイスに戻った後はジュネーヴ大学の写真科の教師を務め、さらにはローザンヌの大学で教鞭を取りながら、母国をベースとしたランドスケープ、多民族が暮すメイランにおけるファミリー・ポートレート集等を発表し、写真家としても確固たる地位を築いてきたフォーレ。本書は、フォーレがニューヨークで写真を勉強していた80年代前後に撮影されたマンハッタンのストリート・スナップ集。本書に収録された4作品はMoMAに永久収蔵されており、スイス各都市でもエキシビジョンが開催されるに至ったフォーレの出生作。