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アメリカの写真家ジェイ・マイゼルの写真集「New York in the '50s」。クーパーユニオン、イェール大学でグラフィックデザインを学んだ後、1954年より写真家として活動を始めたマイゼル。「New York Times」等の各種雑誌、ジャズ・アルバム等のカバー写真、他コマーシャル写真で名を馳せ、中でもモダン・ジャズの名盤として知られるマイルス・デイビスの「Kind of Blue」のカバー写真は、マイゼルのマスターピースとしても知られています。ローワーマンハッタンの歴史的建造物のひとつであるGermania Bank Buildingに40年以上住み、60年以上もの間ニューヨークのストリート・シーンを捉え続けたマイゼルの初期作品が収録された本書。同じく長年ニューヨークを描写し続けた写真家ソール・ライターやルイス・フォアーを想起させるようなドラマティックな作品から、愛に満ち溢れたスナップ・ポートレートまで、マイゼルの鋭い感性が凝縮された見応えのある一冊です。