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今やアメリカを代表する写真家と評価されるソール・ライターの作品集『In My Room(Second Edition)』。2006年に初版が刊行以来、現在は第8版まで再版されて、ロングセラーとなった『Early Color』。また、日本でのエキシビジョンを機に青幻舎より刊行されたカタログ作品集『ソール・ライターのすべて / All about Saul Leiter』も、すでに10版を超える重版がなされており、写真集としては異例の人気を誇っています。本書は、2017年に刊行された作品集で、1952年にイーストヴィレッジに自身のスタジオを構えて以来、20年近くの間にライフワークとして撮影が続けられた女性の「ヌード」作品をテーマとした一冊。窓からの自然光を巧みに利用したシネマティックな一冊。当時、ファッション誌『ハーパース・バザー』のアートディレクターであり、ライターと旧知の仲であったヘンリー・ウルフが、70年代にこの一連をまとめたライターのヌード写真集の刊行を試みたようですが、当時は未完に終わり、50年弱の歳月を経てようやく日の目を見た作品です。2018年刊行・第2版。