Sakhalin（Second Printing）

新田　樹 / Tatsuru Nitta

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日本の写真家である新田樹の作品集『サハリン / Sakhalin』。1967年福島県生まれ、コマーシャル写真の巨匠である半沢克夫に師事し、90年代後半よりフリーランスとして活動。そして、本書が2022年の第31回林忠彦賞に加えて、第47回の木村伊兵衛写真賞も受賞した出世作。第二次世界大戦が終わる40年近くまでの間は、日本の統治下であった「サハリン（樺太）」。多くの日本人そして中国人や朝鮮人までが労働者として送られ、そして戦後以降も様々な理由でその地を離れられず、生涯を遂げた人、そして今も尚生き続けている人々がいます。新田は90年代にはじめて当地を訪れていますが、その時は話しもあまりできず、カメラも向けられなかったそうです。そして、2010年に再び訪れ、それからは丁寧に会話を重ねながら、言葉にできない何かをカメラに収め続けました。ロシアで戦争が起こるこの時代に、多くの示唆を私たちに与える大変意義深い一冊です。第2刷。

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＜Condition＞ 本体：経年並み