おてんき（Signed）

北井　一夫 / Kazuo Kitai

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戦後日本を代表する写真家のひとりである北井一夫の作品集『おてんき（Signed）』。「闘争」「田舎」「自然」「暮らし」時には「中国」といったモチーフを主体に、これまでドキュメンタリーをベースにした作品集を多数刊行してきた北井ですが、こちらは、90年代に数年かけて撮影した「虫や小動物」をメインにした作品集です。「村へ」などでは、対象がどう思うかなども考えて、常に緊張感を持って撮影していた北井が、もう少し気軽に楽しい気持ちで撮影を始めたという昆虫や虫たち。感情を持ちすぎると虫たちは殺気と捉えて逃げてしまうそうで、あえて軽やかにポツリと撮っていたそうです。あえての「おてんき」というタイトルで、図鑑のようにはしたくないという気持ちから、北井が直々に文章を添えて、紀行のようにまとめられた一冊です。写真家サイン入り。

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＜Condition＞ ジャケット：少ヨゴレ、本体：経年並み