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日本の写真家・一村哲也の写真集『写真の思想 考え方と意味と、その表現』。長崎に生まれ、日本大学で一年間勉強した後は、アメリカ工場の工員を皮切りに、日用品行商人、似顔絵書き、金融会社行員、PR社連絡係といった職でつなぎながら写真を撮り続け、1956年に東京・日本橋の高島屋で開催された国際主観主義写真展での特別賞受賞を機に頭角を表し、以降は「おんな」「ヌード」を主戦場に作品を発表、前衛的・実験的なエロティシズムの表現に秀でた写真家です。本書は、そんな一村の写真的思考を綴ったテキストと、それらを説明する一連で、自身の数々の作品が収録された一冊となっています。結構見応え・読み応えのある作品集です。