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ドイツを代表する写真家・アーティストであるヴォルフガング・ティルマンスの写真集。激動の90年代から『i-D』などのファッションやコマーシャル写真で頭角を現し、2000年前後からは、よりアート性の強い作品・インスタレーションを創作してきたティルマンス。しかし、元々のルーツは、ウォーホルらに代表される「現代アート」にあり、初期時代でも、アートとデザインの境界を無視して、ギャラリースペースと印刷媒体を並列なものとして扱いプレゼンテーションを行なっていたので、コマーシャルが出発点ではありません。こちらは、2002年に初版が刊行されたPhaidon社が刊行する「Contemporary Artitst」シリーズからの一冊で、それまでのティルマンスのキャリアが網羅された一冊。尚、本書は2014年刊行の第2版・増補版です。