BASE

田村　彰英 / Akihide Tamura

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日本の写真家・田村彰英の写真集『BASE』。1974年にニューヨークのMoMAで開催された歴史的エキシビジョン「New Japanese Photography」。MoMAの名物ディレクターであったジョン・シャーカフスキーとカメラ毎日の名物編集長山岸章二の手によって、日本の写真家がはじめて本格的に紹介された同展では、土門拳、東松照明、石元泰博、奈良原一高ら戦後日本の写真界を牽引した15名の写真家とその作品が紹介されましたが、その中のひとりであった田村彰英。類いまれな感性とユニークな視点で彩られた図版は、映画界の巨匠黒澤明をも虜にし、田村は「影武者」を始め数々の黒澤映画のスチールを担当したことでも有名です。東京造形大学や東京綜合写真専門学校で30年以上もの間教鞭を取り続け、写真教育者としても多大なる貢献を果たした写真家です。本書は、田村の活動初期70年代前後に日本各地の米軍基地で撮影された図版で構成された一冊。空にはばたく軍機、柵の向こう側に見た非日常の新世界「アメリカ」。

＜Related Artists＞ 奈良原　一高 / Ikko Narahara
石元　泰博 / Yasuhiro Ishimoto 、東松　照明 / Shomei Tomatsu、渡辺　兼人 / Kanendo Watanabe
＜Condition＞ 本体：カバー少スレ・少ヨゴレ、地・小口少スレ