写真　●いま、ここに

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本書は、1960年代後半に「写真」に関する特性や表現手法などを、国内外の著名な写真家らの作品やインタビュー等を交えながら紹介された作品集『写真　●いま、ここに』。巻頭より100ページまでは、大辻清司の編集・テキストによる「写真の特性と表現」、以降は岡田隆彦による「虚像が行為を促すために」、保積英次「現代写真のメカニズム」などが収録されていますが、何よりもこの60年代後半のプロヴォーク等に代表されるイメージ写真が多数掲載されているところが、本書の魅力を一層高めています。石元・東松・奈良原・細江らによる口絵にとどまらず、40ページ弱に渡る「作品'68」では、森山大道、中平卓馬、高梨豊、多木浩二らプロヴォークの面々に加えて、北井一夫、立木義浩、横須賀功光、小川隆之、新倉孝雄らのモノクロも収録されています。巻末には図版付きの折込ページで、写真史年表も付属します。本書は、68年12月号の『美術手帖』の増刊で刊行されたもののReprintとして翌69年に刊行されたものです。

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＜Condition＞ ジャケット：少ヨゴレ・縁少カケ・少ヤブレ
及び少イタミ、本体：天・小口ヤケ、見返しシール跡