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日本の写真家・大橋仁の作品集『目のまえのつづき』。「生」と「死」、「性」と「私」をモチーフにした強烈なイメージ、大橋らしいストレートな表現は、荒木経惟にして「凄絶ナリ」。2000年代よりMr. Childrenやゆずなどのカバー写真やプロモーションビデオの撮影で活躍を続ける大橋ですが、2012年に300人の男女の交わりを無人島で撮影した『そこにすわろうとおもう』は、飾り気のない「強さ」と「生命力」と真っ直ぐな「性」を、2023年には写真表現の原点に返ったような『はじめて あった』を発表。これほどまでに純粋な表現を続けるフォトグラファーも希有なものです。こちらは大橋のファーストブック。父の自殺未遂事件を織り交ぜるある種非現実な日常を通じた「生」と「死」の世界と、自身や身の回りの日常を通じた「性」と「私」の世界を織り交ぜた名著です。