アイオワ 静かなる日々

倉橋 由美子 & 熊谷 冨裕 / Yumiko Kurahashi & Tomihiro Kumagai

¥4,400(¥4,000 + tax)

Publisher/新人物往来社

   Published/1973
Format/ソフトカバー   Pages/-   Size/210*275*10
Google Translate
日本の女流作家・倉橋由美子(1935-2005)とその夫・熊谷冨裕によるコラボレーション作品集『アイオワ 静かなる日々』。高知県に歯科医の娘として生まれた倉橋は、大学を卒業後に得た歯科衛生士の資格をもってアルバイトとして働いていましたが、同時に明治大学文学部に入学して熱心に小説を描き、在学中に執筆した『パルタイ』(1960)が評価されて芥川賞候補となり、翌年には女流文学賞を受賞して、華々しいデビューを飾りました。1960年代には、代表作『聖少女』(1965)を書きおろすも、同時に体調不良となり、その翌年より療養もかねてアメリカのアイオワ州立大学に留学しています。本書は、その静養中に書かれたアイオワでの暮らしを綴ったエッセイ集ですが、夫である熊谷冨裕撮影による写真図版が充実した内容となっています。熊谷は倉橋と同じアイオワ州立大学のフィルムワークショップに入学して、写真を学びながら当地で撮影を続け、その一連を本書に掲載しています。若干カラーも含まれますが、モノクロ主体の内容で、倉橋が心を鎮め、共に穏やかに過ごした様子が、美しくまとめられています。帯欠。
<Related Artists> 高田 美 / Yoshi Takata
<Condition> 本体:カバー少ヤケ・少ヨゴレ・少イタミ
帯欠、本体:天・地・小口少ヤケ・少ヨゴレ
order
order

TOP