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本書は、何ともめずらしい日本人女性モデルを特集した一冊『ジャパニーズ・モデルブック / Japanese Model Book』。戦後50年代以降の、初期時代には伊東絹子や香山佳子らから始まり、60年代はクリスチャン・ディオールにも認められた松田和子や、写真家・佐藤明の代表作「おんな」のモデルである高島三枝子など。特にこの60年代は、佐藤を始め、高梨豊、横須賀功光、立木義浩、篠山紀信らによる新たなコマーシャル・フォトのイメージが創出されたこともあり、モデルももちろんイメージ写真も素晴らしい。そして、70年代は、日本人で初めてパリコレに立ち、国内外のデザイナーから認められた山口小夜子も大々的に紹介されています。モデルのイメージももちろん、フォトグラファーによるイメージ・ビジュアルも見応えのある一冊です。帯欠。