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日本の写真家・森山大道の写真集『仲治への旅』。戦後日本を代表する写真家東松照明、細江英公らの系譜を継ぎ、1960年代後半よりフリーとして活動、中平卓馬、高梨豊らによる「プロヴォーク」のメンバーとしてコンセプチュアルな作品を発表、以降「にっぽん劇場写真帖」「写真よさようなら」を始めとした語り継がれる名作を残し、荒木経惟らと共に世界的に最も人気の高い日本人写真家として不動の地位を築いた森山大道。本書は、戦前関西を舞台に活動した「丹平写真倶楽部」のメンバーで、自由で前衛的、そして人間味溢れる写真表現に秀でた伝説の写真家安井仲治にオマージュを捧げた一冊。「仲治の写真は日本の写真のルーツであり、日本の写真の父なんです」と言わしめる程安井を敬愛していた森山。日本を代表する写真家を驚愕させた安井仲治に思いを馳せたイメージの旅。静謐ながら自由で実験的描写に富んだ異色の作品集。