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日本を代表する写真家・倉田精二の写真集 『ジャパン』。東京芸術大学絵画科で油画を専攻し、美術教師、町工場の勤務を経て、写真家を志し始めた倉田精二。東松照明、荒木経惟、森山大道らによる「ワークショップ写真学校」の第1期生として学び、卒業後79年に発表した個展「ストリート・フォトランダム」及び翌80年の1st写真集『Flash Up』で一躍脚光を浴びた日本を代表するフォトグラファーです。アウトローな人々を対象に都市に潜む闇を強烈なストロボ光で活写した70年代〜80年代、ごくありふれた日常の中に奇妙なもうひとつの世界’ソーシャル・ランドスケープ'を探求した80年代〜90年代、いずれも冷徹で客観性に富んだ眼差しながらも、独自の美と時に人間としての愛に溢れ、写真の新境地を開拓した写真家として現在でも高い評価を受け続けています。本書は、1998年に刊行された写真集で、70年代〜90年代までの倉田精二が捉えた「ジャパン」で構成されています。400点にも及ぶ図版が収録された大著。