プラハ / Praha

佐藤　明 / Akira Sato

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戦後日本を代表する写真家・佐藤明（1930-2002）の写真集『プラハ / Praha』。東京麻布・毛布問屋の生家に生まれ、幼少時から異国が身近にある環境で育ち、横浜国立大学時代は、海外雑誌を読みふけっていたというサラブレッド。1959年には奈良原一高、東松照明らとともにVIVOを結成し、1966年には写真批評家協会作家賞を受賞しています。著名な評論家吉村伸哉に「それにしても、彼の写真ほど言葉から遠いものはない」と言わしめ、山岸章二にも佐藤の作品のタイトルや解説に悩まされたと言わしめたほど、創造性に富んだアーティストでした。70年代初頭に中央公論社より刊行された『おんな / Woman』が代表作として有名ですが、こちらは最晩年にチェコ・プラハで撮影された図版で構成された一冊です。歴史的建造物や風情などは一部で、スナップやモダンなヌードが多々織り込まれた佐藤らしいイメージの数々です。

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＜Condition＞ ジャケット・本体：経年並み