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フランスを代表する写真家マルク・リブーの写真集『Chines』。1923年リヨン郊外で生まれたリブーは、父に買ってもらったカメラで15歳より写真を始めます。戦後よりエンジニアを目指して勉強し、その後リヨンの工場で働いていましたが、写真への情熱が捨てきれず、パリに渡り、ブレッソンらマグナム・フォトの創設メンバーを訪れ、53年より自身もメンバーとなりました。59年ヨーロッパの写真家としては初めて中国に渡りルポルタージュを発表。さらにはベトナム戦争下の報道取材など、アジアにおける代表作が多いリブー。本書は、その中国に関する図版でまとめられた作品集で、1957年の初の訪中以来、50年以上に渡って訪れては撮影を続けた貴重な記録が収められています。21世紀以降の爆発的な経済成長に至る前の、のどかな田園風景からビル群の建設ラッシュまで、さらには政府と国民との戦いから穏やかな日常生活まで、北京や上海の都会から郊外・ローカルまで、モノクロ・カラー交えて収められています。