部屋 / Living Room, Tokyo（Signed）

瀬戸　正人 / Masato Seto

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日本を代表する写真家・瀬戸正人の作品集『部屋 / Living Room, Tokyo（Signed）』。2020年12月から2021年1月にかけて、東京都写真美術館で大回顧展「記憶の地図」が行われ、2021年度の第37回写真の町東川賞では、国内作家賞の授与を受けたことも記憶に新しい瀬戸正人。近年再評価が進む戦後日本を代表する写真家のひとりである深瀬昌久のアシスタントを務め、さらには20年近くの間プリンターも担ってきた瀬戸は、その深瀬との一連をエッセイにまとめた『深瀬昌久伝』（日本カメラ）も昨年刊行しています。本書は、瀬戸の代表作で、『Silent Mode』と並んで第21回木村伊兵衛写真賞を授与にするに至った名作。アジアや中近東から移り住んだ人々や、時に日本人など、外観からは窺い知れない個人空間を、肖像とインテリアをベースに8×10で捉えた図版で構成されており、知られざるアイデンティーそして国際色豊かな東京の現状を捉えたヒューマニズム・ジャーナリズムに富んだ一冊。展示では18メートルの巻物仕立てで、本書でも8メートルに及ぶ紙を蛇腹にまとめられた特殊装丁本です。長谷川明宛謹呈署名入り。

＜Related Artists＞ 瀬戸　正人 / Masato Seto、深瀬　昌久 / Masahisa Fukase
＜Condition＞ ジャケット：少ヨゴレ、本体：経年並み