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日本を代表する写真家のひとりである本橋成一の作品集『上野駅の幕間(First Edition)』。『炭鉱』『サーカスの時間』など時代と衰退していった「昭和の遺産」や、『屠場』『魚河岸』など一般的には対象とされないような場所をカメラに収めて続けてきたフォト・ジャーナリスト本橋成一。以降はチェルノブイリ原子力発電所事故の被災にあった村を写した『ナージャの村』など、対象を海外にも拡げていきつつ、『アレクセイと泉』『バオバブの記憶』などのフィルムメーカーとして映画の監督も行ってきました。そして、こちらは「上野駅」を対象に80年代初頭に刊行された作品集。旅行客、出稼ぎ者、帰省者、駅員や清掃員、そして懐かしい駅舎や列車の風景。。出会いもあり別れもあり、ドラマのあるこの昭和感満載の人間模様、これから新たな「舞台」に向う人々の「幕間」のような場所に写る上野駅を、本橋らしい視線から写した名著。2012年には平凡社より復刻版も刊行されておりますが、こちらは初版本です。帯欠。