Google Translate
本書は、19世紀〜20世紀の偉大なフォトグラファーたちによって撮影された「犬」をモチーフにした図版のオムニバス写真集『The Dog Observed Photographs 1844-1983』。犬の写真と言えば、ウィリアム・ウェグマンや、ラルティーグやアーウィットらの写真は有名で、もちろんわんちゃんにフォーカスした写真集は幾重にもありますが、著名な写真家たちが何気なく写した図版だけを集めたある意味でとても豪華な本作のような作品集は大変貴重です。William Henry Fox TalbotやEdweard Muydbridgeなど19世紀の偉人から、アンリ・カルティエ-ブレッソン、ブラッサイ、ドアノーといった戦前からパリで活躍していた巨匠、ウィージー、エレン・レヴィット、リゼット・モデル、リチャード・アヴェドン、さらにはダイアン・アーバス、ゲイリー・ウィノグランド、リー・フリードランダー。。。マグナムからはキャパやアーウィットらも。森山大道とマーク・コーエンが見開きで紹介されていたりと、編集も素晴らしい一冊です。