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日本の写真家・殿村任香(1979-)の作品集『ゼィコードゥーミーユカリ / They Called Me Yukari(Signed)』。2002年より写真を撮り始め、国内のみならず海外での活躍も目覚ましく、2016年には香港のBlindspot Galleryにて開催された「Shikijo:eroticism in Japanese」展、2018年5月にはロンドンのDaiwa Foundation Japanese House Galleryにて開催されたグループ展などに参加しました。また、2022年3月から始まったパリのヨーロッパ写真美術館のグループ展「Love Songs」や、4月からKYOTOGRAPHIE京都国際写真祭において開催された10人の女性写真家によるプログロム「10/10現代日本女性家たちの祝祭」にも作品を出品しています。本書は、殿村任香本人が新宿歌舞伎町でホステスとして働いていた時代に撮影した夜の人々や、繰り広げられる光景などの写真を収めた一冊です。男性や女性などの人間や、それらを囲み彩る物質の鮮烈な描写は、とても小さな限られた空間ではありますが、確かに存在する、見てはいけないような闇を隙間から覗いているような感覚に陥ります。写真家サイン入り。