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日本を代表する写真家の一人である吉永マサユキの写真集『Bosozoku(Signed)』。1964年大阪府生まれ、水商売・テキ屋・運送業など様々な職種を経験し、ヨーロッパの放浪の旅で出会った写真に本格的に取り組み始めたのが20代を過ぎてから。昼間は土方をしながらお金を貯めて、夜間の写真学校で学んでいます。もともと不良であったという吉永は、暴走族、ヤクザ、ギャング、ロッカー、ドラッガーなど、いわゆるマイノリティーの人々をカメラに収めていくのですが、自身の経験もふまえ、彼らの気持ちをどことなく理解できるからこそ、その視線は真っ直ぐで、やさしいものです。本書は、2002年にロンドンの出版社より刊行された「暴走族」の作品集。蛇腹装幀になっており、片面はバイクにまたがる若者たちを捉えたスナップ、もう片面は彼らのバイクやユニフォーム、また表情も含むポートレートで構成されています。写真家サイン入り。