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戦後日本を代表する写真家のひとりである植田正治の写真集『砂丘・子供の四季 / Sand Dunes・Seasons of the Children』。1913年鳥取県境港に生まれ、17歳で写真を始め、2000年に逝去されるまで、約70年もの間写真を撮り続けた巨匠・植田正治。疎開のどさくさで、戦前に撮りためたネガを失い、戦後はカメラ誌や個展で作品を発表し高い評価を得ていたものの、あくまで知る人ぞ知る存在でありました。その植田が全国区そして世界へと羽ばたいていくきっかけは70年代にあり、カメラ毎日の山岸章二が編集を担った『童暦 / Children the Year Around』(1971)、そして27の写真家が選出された朝日ソノラマ写真選書シリーズの『砂丘・子供の四季 / Sand Dunes・Seasons of the Children』の頃からでした。こちらは、京都の便利堂が刊行するコロタイプ・ポートフォリオシリーズで、代表作6枚が収録された作品集です。額装にもぴったりです。