われわれの写真 '77〜'78

全日本学生写真連盟 / All Japan Students Photographers Association

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正式には1950年代初頭より全国各地の大学・高校を主体に結成されたという「全日本学生写真連盟」。60年代後半から70年代後半にかけては、当集団を実質的に指導していた美術・写真評論家福島辰夫や、卒業生ら同志による「491」の支援もあり、「ヒロシマ●広島●hirou-shima」を始め、日本の写真史にその名を刻む数々の写真集を残していったアノニマス集団。写真史家金子隆一によると、彼らの活動の主体は、初期の学生部員たちによる「共同制作」の形態から、次第に共通テーマのもとに個人個人が自分の問題意識で撮影を独自で行っていくという「集団撮影行動」に変遷し、その結実が「ヒロシマ」や「この地上にわれわれの国はない」等であるといいます。本書は、1978年に刊行された学生連盟刊行による作品集。写真総数三万枚を超す海の中からセレクトされたという全国学生部員らの写真図版。福島辰夫や自身もOBの一人である東松照明のインタビューも収録。

＜Related Artists＞ 金子　隆一 / Ryuichi Kaneko、全日本学生写真連盟 / All Japan Students Photographers Association
＜Condition＞ 本体：カバー少スレ・少ヨゴレ・少イタミ