yokohama 互楽荘 / yokohama gorakuso（Signed）

石内　都 / Miyako Ishiuchi

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戦後日本を代表する写真家のひとりである石内都の作品集『yokohama 互楽荘 / yokohama gorakuso（Signed）』。ここ最近は「ヒロシマ」や「フリーダ・カーロ」らをモチーフにした遺物などの接写を通して対象と会話を重ね、女性ならでは作品を創作し続ける石内ですが、70年代後半から80年代にかけてのアーリーワークは「横須賀」。幼少から青春期を過ごした街に強いコンプレックスを抱き、日本なのに日本でないようなアメリカニゼーション化した姿や、娼婦が米兵相手にした街に漂う「男臭」などが妙に記憶に残り、そんな思いを70年代半ばから始めた写真に描写していきました。こちらは横須賀にほど近い「横浜」に存在した戦後の赤線第一号のアパートメントを撮影した図版で構成されています。戦後の傷を負った女性たちの面影をカメラに収めており、初期代表作『Apartment』の対をなす、80年代のもう一つのアパートメントの記録です。写真家サイン入り。

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＜Condition＞ 本体：縁極少アタリ