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肖像写真家として現在も語り継がれるドイツの写真家アウグスト・ザンダーの写真集『Deutschenspiegel(Fair Copy)』。直訳すると「ドイツの鏡」。ザンダーは、自然、風景、建築等の記録も収めていますが、著名な作品は「20世紀の人々」に代表されるあらゆる階層の民族や職業人を記録したポートレートであり、ポートレートを通して芸術と社会構造の記録を表現しようと努めました。本書は、ザンダーが他界する2年前に刊行された生前中の貴重な写真集です。役人、商人、労働者から兵士、芸術家、芸人、子供まで80の図版で構成されています。被写体の内面を写し出すザンダーの繊細な感受性がひしひしと伝わる名作です。(Page1図版に少キズあり)