カメラ毎日 1963年・全12号 / Camera Mainichi All 12 issues 1963

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戦後60~70年代の日本写真の「黄金世代」を支えた写真雑誌『カメラ毎日』の1963年・全12号。実質的に同誌の編集を担っていた山岸章二の色が、全面的に誌面に出始めたのが63年度以降と、山岸のもとで学んだ西井一夫が自著で語っている通り、ジャーナリズムとレトロな女性のヌードなどが減り、華やかかつ創作的な作品が多くを占めてきました。立木義浩・篠山紀信・高梨豊といったコマーシャルで活躍していた若手写真家や、緑川洋一・植田正治といった地方のアマチュアに目を向けたりと、写真のムーブメントの変化を見て感じることができます。さらには、セルフエージェンシーVIVOのメンバーであった佐藤明が「おんな」シリーズで、そしてアメリカ帰りで日本の写真界に衝撃を与えた石元泰博は「東京の顔」シリーズで、毎月連載がなされているところも見逃せません（但し、佐藤は10月号のぞく）。ちなみに、深瀬昌久も2・3・5・6・9月号で作品掲載されています。

＜Related Artists＞ カメラ毎日 / Camera Mainichi、アサヒカメラ / Asahi Camera
＜Condition＞ 本体：カバー少ヤケ・少ヨゴレ・少イタミ
天・地・小口少ヤケ・少キズ・少ヨゴレ、ページ縁少イタミ