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現代日本を代表する女性美術家である片山真理の作品集『Gift』。1987年群馬県太田市生まれ、先天性脛骨欠損症の影響で9歳の時に両足を切断して義足となりますが、針と糸を使って義足に装飾を施したり、裁縫でオブジェを作ったり、さらにはそれをSNSなどで写真として発表するようになったりと、片山のフィールドは無限に拡がっていくこととなりました。第58回ヴェネツィア・ビエンナーレ国際美術展「May You Live in Interesting Times」の展示、そして今まで片山が撮影したセルフポートレートをまとめた本作『Gift』によって、第45回木村伊兵衛写真賞を受賞し、片山は「写真家」として認知されることが多くなりましたが、「オブジェ」「写真」「絵」「インスタレーション」などを通じて芸術表現を行う現代美術家であります。自身のこどもへの思いを込めた本作は、いわゆる「ギフト」であり、またドイツ語で「Gift=毒」という両面の意味があるとのことです。