野島康三遺作集 / Yasuzo Nojima Posthumous Works

野島　康三 / Yasuzo Nojima

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20世紀を代表する日本の画家・写真家であった野島康三（1889-1964）の作品集『野島康三遺作集 / Yasuzo Nojima Posthumous Works』。裕福な家庭に育った野島は、戦前から写真館や画堂を営み、画期的な展覧会を催し、また自らも洋画を描き、また写真も嗜むという粋な男でありました。1930年代には自ら主宰となって、中山岩太・木村伊兵衛とともに同人誌『光画』を創刊（第2号からは伊奈信男も参加）。戦前の藝術写真の振興に多大なる貢献を果たした人物のひとりです。本書は、没後の翌年に刊行された作品集で、金子隆一とアイヴァン・ヴァルタニアンによる『日本写真集史 1956 - 1986』でも紹介された一冊です。有名な女性のヌードやアヴァンギャルドな静物写真など、素晴らしい作品の数々です。木村伊兵衛・伊奈信男・原弘（本書装丁も担当）、ハナヤ勘兵衛、船山克らによるテキスト収録。

＜Related Artists＞ 野島　康三 / Yasuzo Nojima、安井　仲治 / Nakaji Yasui
＜Condition＞ ケース：少ヤケ・少ヨゴレ・少イタミ、本体：経年並み