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イギリスの写真家ロビン・マドックの写真集。ウエストミンスター大学で写真を学び、現在までに3冊の写真集を刊行しているマドック。興味を抱いた街・人々に密着し、そこで数年かけて暮らしながら、抱いた興味や疑問の答えを探していく真のドキュメンタリー写真家であり、発表した作品は、マーティン・パーを始め写真関係者から常に高い評価を受けています。本書は、マドックの2nd写真集で、幼少時に過ごしたイギリス南西部の街プリマスが舞台。かつてはリゾートとして栄えた港町も、現在は軍港に勤める海軍と、老人・若者が中心で、もの寂しい雰囲気。約2年の滞在を通じてそんな変化を直視したマドックは、この街の今をどう思い、どう捉えたのか。しかし、そこには確かに愛・友情・喜び・悲しみ・寂しさ等、尊い人々の営みがありました。ありきたりの日常の中に人間のドラマを見出だし、街そして人々の魅力を存分に描写したドキュメンタリー。序文に記されたチャールズ・ブコウスキーによる「A poem is a city」が本書のストーリーを物語っています。Parr & Badger / Vol Ⅲ掲載。