死現実 / Death Reality(With OBI)

荒木 経惟 / Nobuyoshi Araki

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Publisher/青土社

   Published/1997
Format/ハードカバー   Pages/-   Size/190*238*13
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日本を代表する写真家・荒木経惟の写真集『死現実 / Death Reality(With OBI)』。本書は、腐食したフィルムを用いた写真集で、日常をとらえたスナップでありながら、画面は腐食によりおどろおどろしい様相を呈しています。荒木を語る上で常につきまとう生と死。生を表象するかのように生々しいヌードがある一方で、美術評論家の伊藤俊治は荒木を「死という存在に寄りそってゆく奇妙な傾きを抱えている」と評しています。また、荒木自身もその著者『写真への旅』にて「写真とは私現実の複写」であり、相手と自分との関わりを「私現実、あるいは死現実と叫んでいる」と述べていますが、その写真(意識)の中に、常に生と死が交錯しているように伺え、本書においても日常が暗転するような危うさが秘められているように感じられます。以下版元より「此処は冥府か、それとも悪夢の世界か。全巻に焼き付けられた鬼気迫るイメージ。しかも何時の日か目にした懐しい情感。夢と覚醒の境界の、超現実的イメージで織りなす甘美な地獄巡り。アラーキーのイメージを打破する全く新しい写真集」。帯付。
<Related Artists> 荒木 経惟 / Nobuyoshi Araki
<Condition> ジャケット:少スレ・少ヨゴレ、帯少イタミ、本体:経年並み
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