Bastard Countryside

Robin Friend

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イギリスの写真家であるロビン・フレンドの作品集『Bastard Countryside』。1983年ロンドン生まれ、幼少時にはオーストラリアのメルボルンに移住。現在は、ロンドンの南・ルイスを拠点に活動しているロビン・フレンド。ナショナル・ギャラリーやロイヤル・アカデミー・オブ・アーツでも展示経験のあるフレンドは、15年以上もの間地元イギリスのランドスケープを撮り続けており、本作がファーストブック。「人間と自然との繊細な関係性の考察」であり、自然的・人口的要素をユニークに織り交ぜた「現代のイギリス」が、風景を通じて描写されています。そこには、腐敗した鉱山、浜辺に打ち上げられた貨物船、空の食肉処理場、汚染によって命を失ったクジラなど、産業・文明の発展に比して残された負の遺産が写されていました。もはや再生の難しそうなものから、これから人間の手によっては生き残りが可能なものなど、これらの現実を見て私たちが人間がこれからの未来、どのような行動をとるべきかを示唆しているかのような作品群です。

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＜Condition＞ 本体：経年並み