カストリの時代 / Days in the Dregs（Second Printing, Signed）

林　忠彦 / Tadahiko Hayashi

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戦後日本を代表する写真家・林忠彦の写真集『カストリの時代 / Days in the Dregs（Signed）』。1918年山口県生まれ、戦時中は北京で大使館に併設されていた報道宣伝機関にて、当時の中国の五代産業の写真記録に携わっていたという林忠彦。1946年に帰国して以降は、生活のために雑誌社まわりを懸命に行い、抑圧された社会から解放されたささやかな光明を求める気持ちと、生きるための貪欲な死にものぐるいの勢いが入り混じる、戦後の混乱期「昭和」の日本を追い続けた写真家です。本書はその当時の風土・風俗・文化が凝縮された作品集。メチルアルコールのような味も何もない、うさ晴らしための酒「カストリ」を飲みながら、華やかなアメリカ兵とその影に生きる日本の人々を必死に収めた貴重な記録集。林のマスターピースである「織田作之助」や「太宰治」ら文士のスナップも収録。深瀬昌久の「鴉」や尾仲浩二の「背高あわだち草」でもお馴染みの長谷川明による編集も素晴らしい一冊。テキスト・吉行淳之介。第2刷。謹呈署名・落款入り。（The Japanese Photobook 1912–1990 収録）

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＜Condition＞ スリップケース：少キズ・少ヨゴレ、
本体：カバー少スレ