Bus Odyssey

Tom Wood

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アイルランドを代表する世界的な写真家トム・ウッドの写真集「Bus Odyssey」。長年リバプールで暮らし、街行く人々のスナップ・ポートレートを数多く撮影し、ストリート・フォトグラファーとしての確固たる地位を築いたウッド。対象との親密な距離感、美しいコンポジション・リフレクション、画家を目指していた経歴をもつゆえの鮮やかなカラーリング等、ウッドが写し出した図版は一見シンプルながら、奥深さと多分な意味を有するストーリー性に溢れています。そんなウッドのデイリーワークであり、写真家としての技術を修練した場所が「バス」。ウッドは20年以上もの間リバプール市内のバスに乗り続け、バスにまつわる様々なヒト・モノを撮り続けており、1999年には現在では名作と評価されている写真集「All Zones Off Peak」を刊行しています。芸術的視点で編集された「All Zones Off Peak」に対して、本書「Bus Odyssey」は、よりリアルな人々の日常に焦点を当てた編集となっているところが特徴的で、リバプールの一般社会の歴史をも物語る興味深い作品となっています。

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＜Condition＞ 本体：経年並み　　※レターパック配送可