見てきた中国 / The China I Have Seen

濱谷　浩 / Hiroshi Hamaya

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日本を代表する写真家・濱谷浩の写真集『見てきた中国 / The China I Have Seen』。戦後から長らく日本の風土・民俗に焦点を当て、調査・研究を続けてきた日本のドキュメンタリー写真家の先駆け、日本人初のマグナム・フォトの寄稿写真家でもあった濱谷浩。戦前・戦後とはいえ、活気に満ち、近代化と経済・産業発展の著しい東京で生まれ育った濱谷が、始めて訪れた新潟県を見て、「時間」「文化」の格差を身に沁みて実感。そして40年代より日本海沿岸を旅し、過酷な気候と労働下に生きる人々の暮らしを丹念に探求して写真集として発表されたのが『雪国』(1956)。そして翌年、「写真集の教科書」として長らく高い評価を得続けてきた写真史にその名を刻む屈指の傑作『裏日本』(1957)を上梓。そして翌58年に刊行されたのが本書。中華人民共和国建国後7年が経過した1956年に本土を訪れ、急速な発展を遂げる当国の「ふだん着の姿」をカメラに収めた一冊。（The Japanese Photobook 1912–1990 収録）

＜Related Artists＞ 濱谷　浩 / Hiroshi Hamaya、木村　伊兵衛 / Ihei Kimura
＜Condition＞ ケース：少ヤケ・少ヨゴレ・少イタミ
帯少イタミ、本体：見返し少シミ