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オーストリア出身でアメリカで活躍した写真家、エルンスト・ハースの作品集『New York in Color 1952-1962』。近年日本でもエキシビジョンが行われ、刊行されたカタログや写真集は増刷を繰り返し、代表的なカラー写真集『Early Color』は2019年現在で8刷という驚異的な人気を誇るアメリカの写真家、ソール・ライター。そのライターと同じ時代からカラー写真を操り、かつて日本においても高い人気を誇ったのが、エルンスト・ハースです。ブレッソンやキャパらマグナム・フォトの創設メンバーの4人以外で、はじめてマグナムのメンバーとなったのがハースであり(後に寄稿家へ)、その洗練されたセンスとテクニックを持って「色彩の魔術師」とも評されていました。ライターと同じくハースは、Steidlから近年多数の作品集を刊行しており、レトロスペクティブな『Color Correction』は大変な人気となりました。本書は、良質な作品集を創作するアメリカのPrestelより刊行された一冊で、50年代のニューヨークの図版にフォーカスした写真集です。