Google Translate
戦後日本を代表する写真家のひとりである石黒健治の写真集『鳥刑 Photo Poem(With OBI)』。原爆投下後20年が過ぎた広島を描写した日本の写真史にその名を刻む屈指の傑作『広島 -Hiroshima Now-』で知られる石黒健治。1969年から数年間「残侠伝」シリーズ時代、あぶらの乗り切った高倉健の肖像写真を撮影し、高度成長・沸騰時代の文人・芸能人・アーティストのポートレート『沸騰時代の肖像 / Portraits of the 60s』、さらには今村昌平の映画『人間蒸発』のスチール等が有名な写真家で、映画監督や脚本制作、ビデオ、小説等幅広いフィールドで才能を発揮したアーティストでもあります。本書『鳥刑』は、1976年に刊行された作品集で詩人・高木輝治とのコラボレーションによるフォト・ポエム。ひとりの女性の魅惑的なヌードを捕えた「眠れ愛」等が収録されています。ちなみに、1980年に題名『眠れ愛』として、石黒健治初の私小説も発表されています。