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イギリスの写真家スティーブン・ギルの写真集『Talking to Ants』。マグナム・フォトを経て、現在はフリーランスで活動を続けるギル。ユニークな視点、研ぎ澄まされたプリント、創造性に溢れた実験的な写真表現等、写真ファンを虜にする作品を発表し続けているアーティスト。『Hackney Wick』(2005)『Coexistence』(2012)を始めとする自身の写真集はもちろん、ベルティアン・ファン・マネン等の写真集のディレクションでも高い人気を誇っています。本書は、2009年から2013年の間にイーストロンドンで撮影された図版で構成されていますが、ストレートな作品ではなく、撮影時・プリント時の偶然性をそのまま作品としており、その土地・その場所のイメージをより喚起させる一種のフォトグラムのように仕上げたギルらしい一冊です。