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編集者・山岸章二による『カメラ毎日』と編集者・小森孝之による『アサヒカメラ』。時に「黄金の60-70年代」とも言われる戦後日本写真の礎は、彼らによって創られたといっても過言ではありません。1965年に始めて森山の作品を掲載させたのは山岸で、同8月号に「ヨコスカ」を掲載。遅れること3年、小森は68年よりアサヒカメラで森山の作品を発表。その後は山岸に「森山をアサヒにとられた」と言われたように、毎年のように協業・連載が続いていきました。69年は「アクシデント」のタイトルで、事故・事件という事実と、写真が物語る虚構の世界の二重性を、カメラを通して描写した森山による意欲的な連載がアサヒカメラで始まり、同8月号では「スタア」が掲載されています。その他、石黒健治「朝食」、渡里彰造「漁村冬日」、英伸三「在日朝鮮人」、柳本尚規「神戸光芒」なども収録されています。